鰯雲人に告ぐべきことならず

加藤楸邨の俳句で金子兜太など多様な俳人を育てたとあります。

誰でも人は人に言うことの出来ないことを抱え込んでしまうことがあります。

空一杯に広がるあの雲の様に心の内を広げてみせて、妻や親や友に打ち明けて相談できたらどんなにいいだろうかとも思うがそういうわけにもいかぬことは誰もが持っていることと思います。

この句を読んで夏井いつきさんの妹のローゼン千津さんも離婚の生々しい具体的な事情は語らず、それは棺桶まで持っていこうと決めてる。 

と書かれてました。

話さないでいいことも、どこまでは話していいのか誰もが持つ悩みですね。

自分発ではないが、周囲から被ってしまう生々しい不愉快な事がらも多々あります。

いい人とお付き合いすることも、この俳句の様にならない予防と思います。