申し込んでいた講演会の時が来たので武蔵小杉まで出掛けた。
改札を出て街の信号を待っていたら、タワークレーンが見えました。
工事現場のお知らせ看板を見ると長谷工さんが23階建てのタワーマンションを作っていました。
高層マンションが林立して一昔前とは様変わりです。
講師の話では2020年代は人口減少、自動化(デジタル化、AI化)、人材確保に社会や企業が戦略を取らなければ日本の未来は無いと言うような概略のお話でした。
何故人口減少になるかと言えば、地方に仕事がないから若者が東京に一極集中するが、30代で結婚するのは50%だと統計上でています。
そして結婚しても教育費がかかるので共稼ぎでないとやっていけない状態から、子供を作らない傾向になります。
講師の話では企業の地方分散化をすると物価も安く生活しやすいので結婚比率が上がるとのことで、小松製作所の例をあげてました。
本社は赤坂ですが小松市に本社機能の一部を移したら女子社員の80%が結婚して出生率も1.9人に上がったとのことでした。ちなみに東京の結婚率は50%で出生率は0.9とのことです。
富山のYKKも管理部門を富山の研究所のそばに移転したら社員の子供の数が増えたとのことです。
行政では長野県の阿部知事は自然を生かした「信州力」とかで出生率1.84作戦を展開してるそうです。
講演後質問の時間に女性経営者が質問に立ち、結婚して子育てのある期間まで女性は家庭にいて子育ての目処がついたら労働をはじめるべきと面白い意見も出ました。
確かに僕は定年まで一人で働いてました。家内は専業主婦でした。
質問の女性経営者は子育てを保育園とか幼稚園に丸投げするのではなく母親がすべきとはっきり強く主張しました。
それに対して講師は今の若者は子供を躾けることが出来ない世代なんですと返答してました。
なるほど個人主義とはいうけれど個人が確立されてる若者は少ないんだなと改めて感じました。
ちなみに娘も一人しか産まなかったしこれからも産まないと言ってる。
帰りに神社の銀杏が青い空に向かって綺麗だったのでパチリ!