団地は再生、市街地は空き家問題

先輩は定年後は多摩ニュータウンに居を構えられました。

先輩が困っていることは団地に住む一人暮らしの方とどう繋がるかです。

見守り隊みたいな自主活動を立ち上げ、頑張っておられます。

住宅の価値は一軒家でも団地でもお隣、ご近所に誰が住んでいるかです。

昔は仕事優先で住宅は睡眠をとり食事を取れればよかったですが、コロナ禍に経過してたまにしか会社に通わなくなりました。

団地も一人住まいの方も多くなり、その方が亡くなると空き室も増えて来ます。

団地再生、マンション再生とか言ってもみなさんの合意形成が難しいですね。

団地に容積率が余っていれば高層化という手段も考えられますが、大体駅からバス便になるのでその容積が埋まるかという経営的手腕も必要になります。

また、分譲マンションでも空き家になった部屋を事故物件等で組合が買えないなんて言う相談もお聞きします。

団地を魅力的なところに変えるには高齢者ばかりの団地に若者を呼び込む発想が必要と思います。

「団地は1階を変えろ」という格言みたいな言葉がある様ですが、ご近所の鶴川団地は中央広場を囲むように団地が配置され1階は商店街になってます。

寿司屋、蕎麦屋、薬屋、八百屋、酒屋、ケーキ屋さん、洋装店、郵便局、スーパーなど結構入っていて時々イベントなんかやってて住宅だけの団地よりは街が生きてます。

大規模修繕だけやって綺麗になっても新しい住人がやって来るようにしないといけないなと感じます。

経営的手腕が必要となる時代と思います。