住宅も10年住めばクラックも入ります

明日から師走ですが、今日の相談者から3階建て木造住宅にクラックと雨漏りの相談がありました。

何度かそんなことがあって、サツシ周りのコーキングをやり直して治ったとかクラック補修して雨漏りが治まったとか今まで工務店に対応してもらった解決してきた様です。

今回は1階の駐車場周辺の雨漏りこクラックでした。

吹き付けタイル仕上げと違ってモルタルリシン吹き付け仕上げは下地の動きに追従しないのでヘアクラックは入りやすいですね。

まして、駐車場部分は壁が少ないので応力が集中するのでクラックは入ります。

クラックが欠陥住宅と思われ訴訟するとか、マンションに移り住むとかも検討されてましたが、3.11の地震もあったりしてどうしてもクラックは入ります。

建築基準法は倒壊して人命に影響はないレベルを想定した基準なので、10年住めば何度か地震もクリアしてるのでクラックは致し方ないですね。

マンションに移り住んでも15年とか20年すると大規模修繕工事で毎月の積立金のほかに100万円とか必要になります。

一戸建てでもマンションでも維持費はかかりますとお話ししました。

諸行無常、全てのものは同じことはなく変化してゆきます。

人間の細胞も全ての細胞は2〜3ヶ月で入れ替わるとノーベル賞受賞した東工大教授でもある大隅良典さんも講演で述べてます。

新築ですと高額で高い買い物ですが、20年30年経つと不動産価値はなくなります。

それだけ痛んでいくということです。

疲れて家路へと駅まで来ると、街は慌ただしくイルミネーションが煌びやかになってきました。