魔の季節

これは今日の夕刊のよみうり寸評にあった言葉です。

8月後半のいま時分は子供の自殺が1年で最も多くなる季節と書かれていました。

夏休みなので学校調査を依頼されてますが、教室に掲げられた教育目標に疑問を持ちました。

1.学び考えを深める子
1.頑張り抜く子
1.身体をきたえる子
1.思いやりの心をもち行動できる子

こんなのが掲示してあります。

何処の学校も似たような目標を掲げていると思われます。

要は学校とか先生がこういう子になって欲しいとの期待の言葉が羅列してあります。

これでは小さい子供にとってはプレッシャー以外のものではないと思います。

目標には学校を運営していく先生達の役割が何も書かれていませんね。

学校から生徒への期待だけの羅列です。

そういう子供を育てるには先生はどのように行動するか、学校は何をするかは書かれていません。

企業で言えば企業コンプライアンスです。

利益を得る企業が顧客とか社会に対してどういう方針で企業経営を行うかの宣言みたいなものです。

顧客に対して企業はどのように行動するかの宣言です。

学校では生産活動を行うのは先生達で顧客である生徒さん達を知識だけでなくどのように成長してもらうように活動することが目標に一つもないですね。

期待ばかりでは家庭内でも教育を受けてない子供達は精神的にも潰されてしまう。

サヘルローズさんは頑張らなくていいことを経験豊富な大人達が教えることが子供を救うことだとおっしゃっていました。

電車の優先席では席を障害者や高齢者に席を譲るべきかそれとも仕事で疲れた自分自身を労わるのがいいのかを考えられる子が世の中にもっといてもいいと思います。