健康はどうして作るか

健康とは身体的健康だけでは済まされないです。

日本人の健康度は世界的はかなり低いという統計が有ります。

健康の定義ですが、
・身体的に
・精神的に
・社会的に
・生活環境的に
これらの観点からの総合評価がWHOすなわち世界基準です。

これらの観点から日本は56位らしい。

僕が思うのは個人主義が先行して、地域との繋がりが無くなって来ていると感じます。

コロナ禍、たとえば、お祭りは地域の習慣であり文化でしたがこうしたものが消えてきています。

地域との繋がりは、これからは自分で切り拓いていかないと柔軟な価値観が熟成されてこないと思います。

僕が生きた昭和の時代は画一的でした。物がない時代、家を買う、車を買う、家電製品を買うことが生きがいでした。

平成になりその価値観は多様化し、令和の今は自分らしく、ありたい自分、ありたい未来を描くようになってきたと感じます。

家族という箱から個人が抜け出してそれぞれの価値観が持たれる社会になりました。

個人的に生きがいが持てなく、社会との繋がりの構築が出来なくなると、サポートする家族がそして地域がないので思わぬ方向に暴走してしまいます。

他人を巻き添えにし自殺を図るなんてことがあちこちで起きています。

WHOの基準によれば、身体以外の健康基準が低くなったことが原因のひとつと判断されます。

オリンピック選手とか若い人達をみてるとそう感じます。

健康は一人では健康になれないということに気が付かなければと思います。

利己から利他の気持ちを持ち社会と繋がりを持つことが大事と思います。

最近シェアハウスに住もうという人もちらほら見かけます。

いろんな人が一つの屋根の下で共同生活をすることで社会との繋がりが出てきます。

人生資産はお金だけではないですね。

お金より上位にあるのが健康です。

そして健康を保持するには地域、社会との繋がりです。

半世紀前、設計で集合住宅を設計したときは公団仕様を基準にLDK思想での機能主義的配慮で平面図を描いてましたが、抜け落ちていたのは地域、社会との繋がりでした。

昔の日本の住宅には縁側というのがありましたが、ここが地域との繋がりの接点でした。

今日の昼はいつもはピザにコーヒーでしたが、お店のメニューを見たら牡蠣のパスタがあったのでそれにしました。

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