建築設計事務所の総会

5月は総会のシーズンです。
今日も午後から設計事務所協会の総会とその後の懇親会に参加した。
建築設計事務所協会は半官半民みたいな組織ですので、その懇親会も挨拶される方が多くてなかなか乾杯まで進まないです。
挨拶にも順番があり、まずは地元の川崎市長クラスから国家議員そしてその後は様々な団体の長が挨拶されます。
それから参加した皆さんの紹介、そしてお祝いの電報の祝辞があって乾杯です。

地元の田中国会議員が挨拶で川崎市には個々の建築物では優れたデザインのものがあるが、街全体では取り止めのないグシャグシャした街だと感想を述べられました。
同感でした。
街としてのイメージが無いんです。
田中国会議員は世界中を見てきたがアムステルダムの街を参考にすると良い、相談があれば紹介すると仰ってましたが、
国会が忙しいとかで挨拶されたらそのまま退出されてしまった。
アムステルダムは30坪程度の敷地でも中庭を配置したり、オシャレに運河沿いにいい景観を作っているとのお話でした。
パリ、ロンドンとかヨーロッパの街にはその街の顔があるという。
確かには武蔵小杉のようにタワーマンションばかり林立すると落ち着かないです。
建物の軒高を揃えるとか、外観デザインを統一感のあるものにするとか何かまちづくりの工夫が必要ですね。
川崎市は若者の人口の増加してますが、故郷を思いだす街のイメージがないので、故郷を愛おしむ心が生まれないのかも…
我が街には鶴見川があり、それは故郷の思い出として大人になっても思いだすことが出来ます。

今朝の鶴見川にはいつもの鴨ではないのが川底を歩いてました。