雑誌の最後のページに逝去者欄があり、チラッとみたら聞き覚えのある方のお名前がありました。
池田武邦さんで5月15日に98歳で亡くなられてました。
霞ヶ関ビル、京王プラザビル、新宿三井ビルなど設計されてます。
日本設計に所属されてました。
全くご縁が無いわけでもなく、一つの建築の流れが終わった感があります。
霞ヶ関ビルの当時建設工事中でした。僕の卒論はそこの仮設、本設エレベーターが適切かどうか調査研究するのが卒論でした。
結局現場の実務調査が先輩のデータ中心で数量だけでは結論は出なかったです。それでも卒業はさせてもらいましたが。
会社の設計部が霞ヶ関ビル、新宿三井ビルと池田先生の設計したビルで数年過ごしました。
ハウステンボスの設計者としても晩年活躍されていましたが、佐世保の大村湾にお住まいがあり、それは超高層ビルとは真逆の囲炉裏のある古民家でした。
邦久庵という名前でそれは今日雑誌から検索して知りました。
大戦中重傷を負って大村湾の海軍の病院で静養されたことから大村湾が気に入りそこに住居を作ったようでした。
重傷を負っても98歳とはご長命だったと思います。
浜松町の世界貿易センタービルも解体となり、超高層ビルの一つの役割を終えたように思えます。
お世話になったのでAmazonで先生の著書「21世紀は江戸に学べ」を購入します。