夜はテレビで古畑任三郎の刑事物を見ました。
松嶋菜々子が一人二役で「かえで」と「もみじ」の双子姉妹の殺人事件で、脚本家の姉が脚光を浴びるプロデューサーの妹を殺害するんですが、姉と妹が入れ替わったのを気づくのはダンスでした。
古畑任三郎役の田村正和さんが、妹のプロデューサーとダンスを踊りますがこの時は古畑任三郎にステップを教えています。
昔、大学の頃ボート部でボートを購入する資金集めの時に部でダンスパーティーを開催したことを思い出しました。
部員は全員パーティ券を買わされますが、踊らなければ無駄金になります。
この為、新宿のダンス教室に一度習いに行きました。
しかし、本番では全く自信が無く時間も押し迫りパーティも終わりそうな頃思い切って壁の花として誰からも誘われてない女の子を誘ってダンスをトライしました。
慶応大の文学部の美智子さんという名前でした。
しばらくして僕に「ボックス」,「ボックス」と言うがその時は何のことかさっぱりわからなかったです。
あとでわかったことですがブルースを踊る時の足の運ぶ形だったんです。
今日の古畑任三郎役の田村正和さんも昔の僕と同じでステップが分からない役を演じてました。
半世紀前の当日のことが思い出されます。
美智子さんとはその後数回デートをしましたが、就職して最初の赴任先が関西になり、その後は途絶えてしまった。
今はどうしてるんだろ…
もう花も枯れてしまったとは思いますが、懐かしい思い出です。