住教育を考える

生きていくうえでどうしても避けれないものは「衣食住」です。

この中で衣は近代になりミシンが発明されて世間に大量の衣類が出回るようになった。

子供の頃、母が買ったのは足踏み式蛇の目ミシンでした。ズボンの尻の部分が破れたらミシンでキャッチミツト型の布で補修してくれた。

しかし今時ミシンを使う人はいない。

衣類は街に溢れている。

食はどうか…

町中に蕎麦屋、ピザ屋、うどん屋、レストランがあります。

テレビではしょっちゅうお料理番組が放映されてます。

では、住はどうだろう。

住は学校教育でもほとんど見向きもされないです。

世間では関心がなく、お上からやら地震対応の耐震補強が必要だとかやら太陽光パネルとか省エネ住宅とか行政から補助金をもらう時しか住まいを考えない。

TOTO通信春号を見ていたら藤本壮介設計の箱の中の箱をコンセプトにした住宅が紹介されていた。

お施主さんの言葉があり「お客さんがいつまでも帰らないのよ」と記述があり、住まいとは何かと考えさせられます。

僕も昔港区の広尾の小学校で6年生を対象に2クラスまとめて建築の特別授業をしたことがある。ここは大使館も多い場所柄青い目の生徒さんもちらほらいます。

最後に担任の先生が生徒に質問、感想をさせたら、将来建築家になりたいというのが出てきて嬉しかった。

住教育とは「住まいやまちで、安全に安心して暮らしたいという思いやかたちにし、住まいを文化とし愛おしむ価値観を育て、住生活わ住環境をより豊かに魅力的につくり上げていくための教育」とある。

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