ハレとケ

ハレは非日常、ケは日常ということですが、このコロナ禍ではケが延々と続き耐えがたいと思ってる人も多いと思います。

一歩も家から外に出なければケに埋没です。

テレビを見てオリンピック、パラリンピックを観戦した人はハレに半分浸かれたと思います。

戦後の合理主義は家庭からハレの部分を排除して来ましたが、問題も多いと思います。

床の間、応接間、仏間、神棚は家庭の中でハレを演出する空間でしたが、最近の住宅プランを見ても無くなってしまってます。

世界的な建築家であるコルビジェの合理主義と最小限住宅は家庭からハレを排除したプランで家庭はご飯を食べて寝るだけの機能があれば良いという思想です。

戦後の公団住宅からこの合理主義が強くなり、住宅からは徐々にハレの空間が排除されました。

コルビジェは正しかったんだろうか?

ハレは家庭外に移ってしまった、ハレもどきとしてテレビ、スマフォがありますが…

結婚はホテル等の結婚式場、葬式は葬儀会館、宴会、イベントとかは団地の集会所、町内会館に移ってハレは家庭から出て行ってしまった。

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写真はハレの道具である御神輿の建屋です。

日常生活の中で家庭内にハレの空間を持つことが心にメリハリをつけまた免疫力アップに繋がるんしないかと思います。

兎に角、緊急事態宣言下では外に出ることが憚れますので、殆どの人はケの中で生活して、気持ちの爆発を必死で抑えてる様に感じます。

僕は気持ちが弱いので、趣味の会があれば出掛け、日帰り温泉があれば出かけてしまいます。

草木の生えてる家庭では雑草取り、とか庭木の剪定が生活に変化をくれます。これやるだけで免疫力アップと思います。

日々の中ではコロナ禍、少しはハレの気分が味わえるのは散歩かなと思います。

多少の免疫力アップにはなってると思います。

今日は日の出とともに散歩でした。

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