今晩10時から和歌山市で断水が始まるとニュースがありました。
昭和25年頃は我が家の近くには都電が走ってましたが、トイレは汲み取り式でした。
トイレの汚物を樽に入れ蓋して運搬してました。
そのうち東京の焼け野原にコンクリートのヒューム管がうず高く積まれ、下水の排水管が道路に埋め込まれました。
それからしばらくして我が家も台所の下水を溜めて流す水洗式のトイレになりました。
汲み取り式の便所は大をした時跳ね上がるのが細くて大をした瞬間に腰を持ち上げてました。
上下水道工事はあちこちでありました。
そのインフラも40年、50年経つと鉄は錆びるし、ヒューム管も水で洗われ傷みも進んでいると思います。
近代的な生活を当たり前にしてきた現代っ子は3日間も水が出ないなんてことは考えられないと思います。
僕は仕事で北アフリカに40年前に大学建設で赴任して現地で生活してきたので水の無い生活に慣れてます。
日本人が揃って現場事務所に仕事に行きますが、若い新人は仕事の前に水当番という役目があり、各家庭から集めたポリタンクをアンダルースという街にある井戸水を汲みに行くのが日課でした。
1週間水がでないこともあるので、浴槽は水瓶で玄関には子供プールほどのプラスチックの桶に水を張ってました。
日本の鉄道、道路、橋、トンネル、上下水道、ダムはこれから維持管理しながら使っていかなくてはならないようになるので
予算的にも膨らんでいきます。
今日の和歌山の断水のようなことはこれからあちこちでおこることが予想されます。
福祉の他に公共施設のインフラ維持費がかかるようになるので
今の財政の見直しも出てきそうです。
少子高齢化で人口減となっていますが、そもそも給料が安くて結婚できないのが、少子化の原因だと思います。
政府方針のアルバイト、パート頼みの効率化にも限界があります。
インフラ維持費の増加に耐えるには政府の少子高齢化政策の変換が必要ですね。
僕の私見ですが…
写真は朝の散歩で見つけたムクドリ?です。