四国お遍路のご接待とは

四国お遍路は1番霊山寺から88番大窪寺で終わる聖地・霊場の信仰による巡拝の旅です。

何故か四国の辺鄙な巡礼の旅が人気です。

他にも廻国六十六部巡礼の旅、西国三十三ヶ所巡礼の旅に比較しても圧倒しています。

そのお寺も弘法大師を開祖とする真言宗だけでなく天台宗禅宗時宗真言律宗といろいろあるらしいです。

何故みんなこの巡礼の旅に出るんだろう?

旅て出る人はキリスト教神道ほかかなり自由に参加しているようです。

信仰の旅にでることにより、現代生活で頭でっかちになった人生を「歩き」によって脚から考えることによって歪んだ身体と頭を元に戻すことなんかじゃないかと思われます。

実際に88ヶ所を廻り終えた人の顔は清々しく満ち溢れた感があると聞いたことがあります。

お遍路する人はお金と時間がある羨ましい人々です。

四国の人はそう見ているはずです。

そんな人々に何故彼らより時間もお金も無い四国の人々がご接待するのは不思議と思えます。

四国の人々が他の地方の人に比較して特別に親切な人々とも思えず、お遍路さんに無条件に敬意を抱いてる訳でもなさそうです。

ある本によるとそれは「憐れみと厄介払い」の気持ちからだとありました。

図書館の本を読むと「お気の毒に、このお遍路さんは不幸に見舞われている。ひょっとしたら私に降りかかったかもしれない不幸を、お大師さまがこの人に背負わせたのだ。ああ、すまない」とその気持ちが書かれていました。

それで四国の人たちはお遍路に手を合わせて拝むようです。

尊敬の念と憐れみが込められた、不幸な者への「施し」と書かれてました。

この文化は日本独自のものなんだろうか?

フランスからピレネー山脈を越えたところにある聖地までのキリストの巡礼の旅はどうなんだろう?

スペイン北西部のキリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼の旅はフランスから続く葡萄畑ばかりで「ご接待」なんかありそうにないですが…

昔からのお友達が聖地巡りの旅に出るようですが、どんな風に海外の聖地はなっているのかいつか聞いてみたい!

今朝はいいお天気での散歩が楽しめたが、夕方からは雷雨の予報です。
お遍路もお天気が急変すると大変だ!