伊勢原からバスで20分程で大山のふもとです。
そこから階段を15〜20分程登るとロープウェイの駅です。
下社まで25度の勾配を登ります。
途中に大山寺があります。
頂上まで6分ですが、ここが標高700mです。
明治の時の神仏分離令でお寺と神社が別れたらしいですよ。
大山の御神体は山本体と行くことで、頂上の1252mの位置にあると言うことです。
江戸時代から続く大山講は庶民の物見遊山的楽しみだったとかです。
手形なしで5泊6日で大山と江ノ島巡りとか楽しんだらしいです。
大山は男の山なので、女の山の富士山とか江ノ島とセットで旅したらしいです。
源頼朝が太刀を持って登ったとかで刃物を扱う刀屋さん、建築屋さんが講を作って泊まりがけで来た、それは今でもその講が続いているらしい。
また海から見えるので灯台がわりにしたとかで海に関係する漁業の人とかも講を組んで毎年参拝に来るらしい。
また、大山は雲がかかり雨を降らせるので農業関係者、商売人も講を作るという、ケーブル駅を下車して下社にたどり着いたところに築地市場、築地青果市場とかの奉納の文字が読めます。
一人の御師は500人から2000人の信者を持ってるから、ちょっとしたお寺さん並みです。
この講が42あると言うから大変なことです。
日本遺産もうなづけます。
御師(先導師)は自宅に神殿と信者の宿坊とを持ち宗教者であり旅館経営者でもありなんとも奇妙な存在です。