インバウンドの罠

「インバウンドの罠」は姫田小夏さんの著書の本のタイトルです。

少子高齢化の日本はインバウンドで観光消費を期待して経済の活性化を政府も期待しています。

中国人の爆買いがおさまり、ものからことに変化しているようです。

著書の中ではインバウンドの危ない面がいろいろ書かれています。

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爆買いは不動産にもあり、東京のタワーマンションなんかも円安の頃中国の方が高額の億ションを沢山買われ、今利回りが悪くなり売りに出されているらしいです。

一挙に値段が下がり、転勤で売ろうとしても銀行ローンより安く手放さなければならないなんてことも起きてるようです。

巨大クルーズ船🚢が来ても、資格の無い中国人ガイドが中国人が経営する免税店に連れて行くので、税金も入らないし地元にはお金が落ちないと書かれています。

免税店に行く前に神社仏閣にてトイレ休憩をされ、トイレットペーパー代が20万円からかかって悲鳴をあげてるところもあるようです。

本の最後にインバウンドでの成功事例が数件紹介されています。

これ、参考になります。

①トイレ共用の高山古民家の民宿「惣助」

飛騨市神岡町廃線利用したレールマウンテ    ンバイク

③焼酎1本1万円の鹿児島県・天星酒造

④ごみリサイクル日本一の鹿児島県大崎町

文楽小屋を中心とした愛媛県内子町

⑥アニメの聖地としての北海道、飛騨古川

⑦飛騨高山

⑧富士山の東山麓に位置する小山町

等の事例紹介があります。

「日本のインバウンドは、数と消費を追うことばかり。理念もなければ哲学もない」ということで本をしめくつていました。