落選し 冬の馬車道 星仰ぐ

夕刻になんとか馬車道アートギャラリーに着いた。

僕の作品を会場に探して、ほかの作品とも比較してじっくり鑑賞した。

ほかの力作には金賞、銀賞、銅賞の張り紙があった。

僕のには何もなかった。

冷静に見ればただ高校生の様に建物を写生しただけでは芸術性がないとわかる。

しかし落選は気持ちががっかりするものだ。

関内の駅にたどり着いたが、まだ電車に乗る気にならない。

仕方なく喫茶店で空席を見つけてコーヒーを飲む。

狭い場所でしたが、
コーヒーが休息と憩いの時間をくれました。