関さん徳さんの話

たまたま駅の喫茶店でお茶してたら、高齢のお二人が僕の横に座った。

どうやら二人は高校卒業の同級生らしいです。

駅前の寿司屋で呑んでそのまま来たらしい。
関さんの顔はアルコールで赤味を帯びていました。

湘南高校の卒業生らしく、徳さんは体格も良く勉強も出来たらしい、徳さんは80を超え、関さんはまだ70台らしい。

割り勘だとかで関さんが徳さんに4000円ほど渡してた。

すっかりイイ気分の二人だったんですが、僕がところで湘南高校はどこにあるんですか?と
質問したところ出来のいい徳さん、君湘南高校知らないとはどこの者か?
と怒りをぶつけてきた。

僕は「田舎もんなんで…」とかわした。
徳さん、湘南高校は毎年東大に30人も入る学校で早稲田なんてみんな入れると、お怒りも静まらなかった。

ちなみに徳さんは法政の法学部を二番で卒業したとかでした。

如才ない方の関さんは慶応ボーイとのことでした。

徳さんは大手商社のアメリカの子会社社長を13年されていて、赤字を20億円も出したが、いまだにアメリカの年金ももらっている。
もちろん日本のももらえている。

関さんいわく、徳さんは企業のトップでもあり、世界中の女と遊んできたと羨ましがっていました。

関さんは日本の年金だけなので、徳さんのアメリカからの年金額がいくらか知りたくて、盛んに「いくらもらつてんた?」と追い詰めるととうとう10万だと…

徳さんは鎌倉の土地持ちでリッチですけど、お金はリッチな人にどうも集まるようになっている。

関さんいわく、今の日本は貧富の格差が広がり、このままの政治が続くとクーデターとか起こる。

政治家は保身からあ金持ちに優遇するので、なかなか世の中は変わらない。

自民党以外に庶民は投票すればいいけど、一度野党の民主党に政権を委ねたけど、そのことに懲りて野党にも投票したがらない。

魅力ある頼もしいのが出てこないのもあるけど!

雨がやんで散歩したら、川沿いにあちこちに彼岸花が自生してました。