余市の湯

余市の湯は夜は障子に映る影絵を観ながらお湯に浸かれます。
昨夜は女湯が10時から、男湯は15分後に始まります。
三味線の音に合わせて高島田の髪にかんざしを刺した女がタオルを持って踊ります。
次の曲は扇子を持って踊ります。
男に振られたが、男の一人や二人どうでもいいじゃないかと聴こえてきます。
広い湯ぶねといえども、背中が寄りかかれる場所は早めに場所取りしなければと、終わったら
湯あたりしそうだ。

終わって露天風呂から夜空を見上げると星たちがキラキラと月も満月ではないが、それに近い丸いかたちで輝いていた。
今朝、同じ余市の湯に行くと、入浴客は二人きりで風に雪がパラパラ落ちていた。

すぐ止みそうな雪で、風が強くなってきた。
外に出てみたら、玄関広場の端に常磐炭鉱と常磐ハワイアンセンターの生みの親の中村豊翁の銅像があった。
さっそくの帽子が20m程飛ばされて駐車場の車下にはいつてしまつた。
それをつかもするとまた10m程飛ばされてしまった。
中村豊翁は佐賀県の人でした。

ことを起こす人は未来を見つめそこに自分を置くことができる人です。
中村翁の前で帽子を追っかけて🧢あっちに奔走こっちに奔走する自分の姿があった。