喪中ハガキと実家の相続

今日も昔の学生さんから喪中ハガキが来ました。
彼女は僕の授業を一番前で聴講していたので今でも記憶に新しいです。
もう子供が3人もいる。
ところで親が亡くなると実家を相続することになります。
これが時代を読まないと不動産が負動産になってしまいます。
今月も住宅相談で僕と同じくらいの年配の方が相談に見えました。
業者が勝手に屋根に登って見積書を持ってきたのでその価格が適正なものかどうか見てもらいたいというものでした。
業者が撮った屋根の写真を持参しての相続です。
確かに屋根を今後20年30年もたそうとするのならそれでいいのかもしれないですけど…
既に耐震補強工事も終えていて、家はかなりしっかりしているようでした。
息子さんにしっかりした実家を相続させたい気持ちはわかりました。
僕は皮肉な質問をあひせました。
ところで、「息子さんはこの家に住みたいといってますか?」
だいたい、家なんて30年もすれば世の中が変わってしまい、古い住み方は若い人はしなくなります。
僕は完璧に業者の言いなりに工事をするより、生きている間だけ問題なく済ませる程度の工事を提案しました。
1/3位の値段に下がってしまった。
こんな事、きっと業者さんには恨まれるかもしれません。
僕の先輩も自宅を売却して駅近くのマンションに転居する方が多いですね。
実家は人口減少時代は負の資産になりかねないです。
先週、隣席した野村不動産のお偉いさんもプラウドは駅近くに計画しているとのことでした。
役所から建築相談の8月からの報酬分として3.6万円の入金がありました。
いい加減な相談で報酬は悪かったかなぁ〜