日本伝統の技に触れる

小田急線の東海大学前駅からバスで分宿矢名で下車します。
ここに矢名薬師東光寺があります。
ここに宮大工が仁王門の修理を行い完成したのに伴って見学会が開催されました。
安永3年(1774年)の天台宗の建築物です。

京都の清水寺のような崖地の先端に位置していて、緊張感があります。
階段口から上階に登り、欄干から下界を見下ろすと足がすくみます。


仁王門をくぐるとさらに古い薬師堂があります。

これは宝永3年(1707年)の建物で、今にも地震が来たら倒壊しそうで柱も傾いているので鉄筋でブレース補強されていました。
修理には1億円からかかるようで、屋根銅板1枚、3000円の寄付を募ってました。
見学を終え、お寺の本堂に戻ると奥さまが、ここは街道の宿場町で賑わっていたと言われました。
街が変わると、お金の落ちる場所も変わり、昔の寺院の維持保全は大変です。
僕はこの秦野の地で取れた新米が地元の農家が一人で作った新米を3キロ購入しリュックに詰めて駅までのバス停でバスを待った。
師走の夕刻は膝から寒いです。