桂三輝と徒弟制度

今日は川崎のホテルで外国人落語家桂三輝さんの講演を聴いた。

三輝をサンシャインと読むらしい。

カナダ🇨🇦トロント生まれのトロント大学出の外人落語家で上方落語家の桂三枝さんの弟子だという。

落語家は上方、江戸落語合わせて800人くらいいるそうだ。

師匠の弟子としての修行中の面白い🤣話もあった。

今日の講演はニューヨークから飛んで来たとのことで、今日の猛暑では涼しいカナダ育ちの身にはこたえるらしく、扇子と手拭いのうち何度も何度も額の汗💦を拭いていました。

海外でも落語を英語でやるらしいがなかなか日本語の言葉のニュアンスをつたえるのは難しそうです。

例えば「親分かたじけない」は英語ですと「thank you chief」になってしまう。

徒弟制度の凄いところは落語家としての免許証もないのに、入門するとすぐに桂三枝輝の名前をくれるという。

あとは弟子として名前に恥じないように頑張るしかないそうだ。

月謝も、不要で海外ではこんな制度はないという。

チェロを弾いその道のプロになろうとすればまずは月謝が必要になる。

徒弟制度は江戸時代から続く優れた技術と人間教育の素晴らしい制度ですが、最近はその素晴らしさは忘れられている。

将棋の藤井4段とか囲碁、将棋の世界にはまだその制度は残っています。

建築設計にも徒弟制度は受け継がれています。

高明な建築家も筋の良い師匠がいます。

先月までシリーズで日経新聞わたしの履歴書」に掲載された、建築家

谷口吉生さんも例外ではない。

良い鶏🐔から良い卵🥚が育ちます。

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